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大震災 瓦礫の下でのタイムリミット72時間の理由 [ミニ知識]

こんにちは。 そしてようこそ!
私のブログへお越しいただきありがとうございます。
感謝とお礼を申しあげます。


先日、台湾で強い地震があり、建物の崩壊が激しい地域がありましたね。

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よく、72時間を超えると瓦礫の下にいる人の生存率が急激に落ちると言われることを
聞いたことはありませんか?

なぜ72時間かというと、人間は水分を摂る必要があります。この水分が摂れない状況が
問題になります。

水分が摂れなくなると、当然体から排出される水分、つまり尿が出なくなってくるわけです。
体が水分を保とうとして尿の排出を抑えてしまうことにより、体内の老廃物である尿素窒素、
カリウムなどが排出されず、これが原因で尿毒症になってしまいます。

また、血液中のカリウム濃度が上昇すると、脈が遅くなり、心停止をおこしやすくなります。

つまり、瓦礫の下敷きになっても水分さえ摂ることが可能であれば、生存率はさらに高くなるということです。

これと非常に関連性が高いのが、血液透析の患者さんです。
通常、CKD(慢性腎臓病)で維持透析をしている患者さんは、1週間に3回の血液透析をしています。

img_touseki.gif

月、水、金曜日もしくは火、木、土曜日で実施している方が大半です。
体内の老廃物を取り除く治療が血液透析ですが、健康な人であれば、腎臓の働きで常時、尿が
生成され、体内の老廃物が取り除かれます。

これが1日おきに血液中にある老廃物を除去して腎臓の替わりをしているのが血液透析(人工腎臓)
といわれるものです。

これも問題になるのが、週末に必ず日曜日を含んで2日間透析を行わない日が生じます。
透析患者さんは、カリウムの上昇が生命線になるため、日頃からカリウムを多く含む食品
減らすように指導されています。
野菜、果物など通常食べると尿が出やすくなる食べ物には大抵カリウムが多く含まれています。

時々、都合で3日間休ませてほしいという患者さんがいるのですが、通常医師は許可しません。
よほど、残腎機能(僅かでも腎臓が働いていて、少量でも尿が出る患者でそれほどデーターが悪くない)
があれば別ですが、3日間隔を空けると言うことは、先ほどの尿毒症に陥りやすく、
カリウムの上昇を引き起こすため生命の危険性が高まるというわけです。

つまり、この状態が瓦礫の下で引き起こされ、3日間=72時間のタイムリミットにつながってくる
と言うわけです。

瓦礫に閉ざされた状態で仮に負傷していなくても生存率が72時間を超えると著しく低下する
理由がここにあります。

たまたま72時間を超えて生き残って救出された例もありますが、たまたま近くに冷蔵庫があったり
食料や飲み物が確保できた人は問題無く生還できます。

瓦礫の下になる時は、飲み物を忘れないように・・・などと言うと怒られそうですが、
もしもの時、水のあるなしで生命が左右される事は覚えておくと役に立つと思います。
仮に食料があっても、果物、野菜はカリウムが上がるため、こういう状況下では
控えるようにしたいですね。





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