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北海道新幹線開業のデメリット。地元では… [鉄道]

こんにちは。 そしてようこそ!
私のブログへお越しいただきありがとうございます。
感謝とお礼を申しあげます。


今日3月18日、最後の在来線「スーパー白鳥」が走り、今夜の急行「はまなす」で在来線の列車は最後に
なるというニュースをやっていました。
super-hakucho1.jpg急行はまなす.jpg
何故、今日が最後の運転??と思われるかもしれませんが、
明日から、北海道新幹線への本格的な切り替え作業と新青森までの試験運転、貨物列車との
共用区間を含めた実際の営業運行を想定しての試験走行を4日間かけて行うため、全ての
海峡線と一部の江差線の列車を運休させて行う大規模なものになっています。

度々鉄道のお話をさせて頂いております。そうです、ちょっとばかし(?)鉄ちゃんなのです。

興味のない方にとってはつまらないお話かもしれません。
今日は、今週26日の土曜日にいよいよ開業を迎える北海道新幹線のお話です。

北海道新幹線の開業で、沸き立っている北海道ですが、地域によってはかなり温度差があるようです。
H5系1.jpg
青函トンネルの本州側の手前、中小国信号場(駅ではないが、列車の待避線があり行き違いができる設備)
から北海道側は木古内駅の直前までの区間が新幹線との共有区間となります。

新青森~新函館北斗間(約148km)が今回北海道新幹線の開業区間となります。
そのうち在来線貨物列車との共用区間が上記の区間82.1kmで半分以上の距離を占めます。

青函トンネル部分の53.85kmだけで減速運転をするものと誤解していらっしゃる方も多いかと
思いますが、そうではありません。

つまり、開業しても半分以上は従来通りの140km/hのスピードで減速運転しなければならず、
新幹線としてのメリットはそれほど感じなくなります。

しかも、これまでの割引運賃は撤廃。新幹線のダイヤも在来線から東京方面に向かう列車の
接続が最優先されます。

実家が弘前にある私は、1~2ヶ月に1回ペースではありますが、JRを利用していました。

函館~弘前までは往復のフリー切符があり、青森までは指定席、青森から弘前までは
自由席なら特急も乗ることができました。

フリーきっぷの有効期間を超える場合でも、特急→特急と乗り継げば、北海道の特急料金が
半額となる乗り継ぎ割引があり、青森~函館間の料金が半額になりました。

しかし、新幹線ができると函館駅から青森駅までは乗り継ぎ2回(1回の乗り継ぎには10分程度の時間を取っているとのこと)が必要で、最低20分の時間ロス、加えて料金は高くなり、割引も当日は適応なし。

かつて、海峡線が開通した時は、快速「海峡」が走っており、往復するのにも5,000円程度で良かったのですが、快速が廃止となり、全て特急か夜行急行に乗らざるを得ない環境になり、料金も往復8,700円まで
上がりました。

先日、ようやく在来線を含めた新しいダイヤが発表されましたが、
料金だけならまだしも、北海道方面から奥羽本線、弘前・秋田方面への乗り継ぎの悪いこと。

新幹線から特急に乗り継ぐのに新青森駅では必ず30分以上待たないと乗ることができません。
むしろ普通列車に乗り継ぐ方が待ち時間が・・・と思ったら、乗り継ぎ時間が1分と2分しかない列車が存在
するではありませんか!
どうやっても新青森駅で乗り継ぐためには、走っても5分はみておかないと接続できず、
その1分後に発車する普通列車に乗れないため、次の特急まで37分待たされ、特急料金が別に
発生するような意地悪なダイヤになっています。

都会に住んでいらっしゃる方のようにすぐに次の列車が来る・・・という訳にはいかないのです。
朝夕の通勤・通学時間帯でも1時間に2~3本それ以外の日中は1時間に1~2本程度しか
列車が来ないのです。

今までもそうでしたが、完全に津軽・秋田方面と北海道方面へのアクセスは度外視しているようです。

また、新幹線が開通する事で、これまで特例として蟹田~木古内間は「青春18きっぷ」が特急券なしで
乗車する事ができたのですが、今回ばかりは津軽線の津軽二股(JR東)=奥津軽いまべつ(JR北)で
新幹線に乗り換え、木古内からは第三セクター化した「いさりび鉄道」で五稜郭駅までいくための
「18きっぷ北海道新幹線オプション券」と称し、片道2,300円で販売するそうです。

思ったのですが、18きっぷで北海道に渡ろうとした時、蟹田駅より先、三厩方面に向かう列車は現在でも
1日5本。新幹線が停車して接続できる普通列車が何本になるかは未定。

木古内駅も停車して普通列車に乗り継ぐアクセスと待ち時間を考慮すると、青森駅から函館駅までフェリーを使った方がはるかに利便性が高く、オプション券と値段も大差がないとすれば、できるだけ安く有効に
「青春18きっぷ」で遠くまで行きたい人にとってはあえて接続の悪いローカル線+新幹線+第三セクター線で北海道に渡ろうとする人にとっては非常にハードルが高くなるのではないかと思います。

むしろ、津軽海峡フェリーに提案して、かつて青函博の時に運行した青森駅(アスパム)~函館駅を直結
したジェットフォイル「ゆにこん」(その後乗用車が乗れる大型の「ゆにこん」もありましたが、小さい方です)
を復活就航すれば、青森~函館間の移動はJRに負けないCP(コストパフォーマンス)を見せることが
でき、オプション券を使用するよりも利便性は高いと思います。

青函交流は観光客だけで成り立っている訳ではないので、今回の北海道新幹線のあり方はいささか疑問
です。長距離の客を優先し、地元客をあえて引き離そうとしているように思えてなりません。
これからの青函交流はきっと海上輸送に流れることでしょう。

3月20日の北海道新聞にも載っていましたが、青函フェリーは1,540円(通常期)~1,630円(1~3月)、
津軽海峡フェリーは2,220円(閑散期)~2,770円(通常期)~3,190円(多客期)で青森~函館間を渡ることができます。 各社とも設定が違いますのでHPでご確認ください。
青森FT(フェリーターミナル)は同じ場所ですが、函館FTは会社で場所が異なりますのでご注意ください。

いくら速いとは言え、ナッチャンシリーズだって結局、軌道に乗ることができなかったわけですから、
必ずしもスピードだけが求められているわけではありません。フェリー会社はこの新幹線開業を
機に旅客を海上輸送に導こうと躍起しています。
これが上手いこと青森駅~函館駅をかつての青函博の際に運航したジェットフォイルなどを使用して
運行出来ようなものなら、少なくとも青函圏を頻回に利用している客はそちらに殺到する可能性は充分
可能性があります。

せめて、新幹線の合間に貨物列車を走らせることが可能である以上、JR北海道も普通列車、
もしくは快速列車でも選択肢として残しておくべきであったのではないかと思っています。
しかし、JR北海道は現在、度重なる事故、故障など安全性を重視するために(言い訳っぽいですが)
資金繰りが大変であることを前面に出して、道内でのSL運行やノロッコ号といった各種イベント列車の廃止。
基本的に、機関車をもたず、電車と気動車のみで運行する鉄道会社に変貌しつつあります。

本州にあるような大都市は札幌圏だけで、他はだだっ広い大地をひたすら走らなければならない
北海道ならではの事情もあります。人口密度も低く収益性に乏しいのもわかります。

未だに国鉄時代の車両が数多く残っており、第三セクターの「いさりび鉄道」に引き渡されるのも
キハ40(国鉄時代の車両)です。いっそのことJR東日本と一緒の会社にしてもらった方が良かったの
ではないかと思います。

何故、国は最初から大赤字を抱えている路線が多いと知りながらJR北海道を独立させたのか
不思議です。
NTTなどのように東西に分けるとかできなかったのでしょうか?

道東方面の普通列車などはその辺の特急よりも速く停車駅の間隔もあります。
しかし、大自然の中を走るため、野生動物との接触事故がかなり多発します。
はねられて線路脇に死んだ鹿を食べに集まった保護鳥獣の大鷲が列車の接近に気付かず、
はねられてしまうことも多く、各所で不意に徐行運転を強いられます。

保線の距離も半端ではありません。冬はのっそり雪が積もり、除雪作業という他ではあまり
行われない作業があります。
しかし、財政難であることに間違いありません。廃線になる時だけお祭り騒ぎになるのも
見ていて本当に胸が痛みます。

正直、北海道で鉄道の存在は都市間交通であり、メインは自家用車が地域の足になるのですが、
海を隔ててとなると事情が違います。

古より青函交流があって、北海道の発展を支え続けた玄関口がまさに廃れようとしています。
海を隔てているからこそ、安く移動できる手段も残しておくべきでしょう。

少し愚痴っぽくなってしまいました。
速いだけが旅ではないということですね。

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