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新型特急用DC「285系」プロトタイプ 廃車・解体 [鉄道]

解体された最新型特急車両 キハ285系
285系解体.JPG
 写真は解体中のキハ285系

【最新型在来線特急車両…のはずだった】
北海道新幹線の開業に合わせ、函館~札幌間の140km/hの高速化を目指し、現在のキハ261系「特急スーパー北斗」代替車両として期待され、作製されたキハ285系プロトタイプの現車(3両編成:キハ285-901+キハ284-901+キハ285-902)であったが、その性能もすさまじく、JR北海道と日立ニコトランスミッションとの共同開発による「鉄道車両用モーターアシスト式ハイブリッドシステム」とJR北海道と川崎重工業との共同開発による、振り子式車体傾斜システムと空気バネ式車体傾斜システムを組み合わせた「ハイブリッド車体傾斜システム」を兼ね備えた高性能特急用車両として2006年の開発に着手。2011年4月から試験車両の設計・製作された。

【速度より安全を最優先事項に方針転換】
しかし、2011年の石勝線での特急列車脱線炎上事故や2013年9月のレールの異常放置や検査データの改ざんによる大沼駅構内での貨物列車脱線事故などを含め、特急列車発煙事故などJR北海道管内で度重なる不祥事が続発したため「現状としては、『安全対策』と『新幹線の開業準備』に限られた『人』『時間』『資金』等を優先的に投入する必要がある」と判断、「コストとメンテナンスの両面から過大な仕様であること」「速度向上よりも安全対策を優先すること」「従来形式での車両形式の統一によって、予備車共通化による全体両数の抑制と機器共通化によるメンテナンス性の向上が図られること」として、老朽化した特急形気動車の置き換えにはキハ261系の製作継続で対応することが決定。
試作車落成直前の2014年9月10日に開発の中止を発表した。

【同時に開発していたDMVも】
ローカル路線の多いJR北海道は2002年から、線路も道路も走れる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の開発を続けてきた。
一般的なマイクロバスに鉄道用の車輪を装備。道路では通常のマイクロバスと同様に走行し、その取り付けられた車輪をレールの上に降ろすことで線路の走行も可能な車両であった。
線路走行時は後輪ゴムタイヤがレールの上に載り、それが回転することによって走る仕組みになっている。
dmv.jpg
DMVの開発はJR北海道だけでなく、国内のローカル鉄道各社でも注目され、運行経費の削減、車両開発費用削減などのメリットも大かった。
しかし、こちらの開発もDC285系と同じ2014年9月10日に開発の中止となった。

【完成していた車両】
非常に未来館漂う斬新なデザインでもありその活躍が期待されていたが、皮肉にも納車直前に開発、運行の中止が決定。
すでに完成したDC285系は同月26日に川崎重工業を出場し、苗穂工場まで甲種輸送された。

【開発費25億円がそのままスクラップに!?】
当初は、保線検査用車両として改造し利用するという案もあったが、改造費用が高額過ぎるという理由から断念。
2017年3月2日、最新型DC「キハ285系」は営業運転で日の目を見ることなくJR苗穂工場で解体された。

せめて、臨時列車やイベント列車として存続することはできなかったものであろうか…
非常に残念極まりない。




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